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知恵がいっぱい。 今日、私達が暮らしの中で気軽に使っている言葉や語句は、先祖の生活の中での知恵と体験が短い言葉となって伝えられてきたものです。 その故事・ことわざが一つの心理を表し説得力を秘めているのも、現在日常生活によって使われ支持されてきたに違いないからだと思われます。 正しい意味を知り、後世に伝えてゆくことが、私達に課せられた義務ともいえるのではないでしょうか。 |
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ことわざ |
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二兎追う者は一兎をも得ず 二匹の兎を追い、二匹とも捕えようとする者は、一匹すら捕えられないように、一度に欲を出すとかえって利益が得られない。 逃げるが勝ち その場では戦わないで、逃げるほうがかえってあとで勝ったことになる場合を言う。 この言葉は、孫子の兵法でも有名な言葉で体制がかなわず勝ち目がない時は、一度身を引くことが肝心だと言う事も教えている。 二束三文 二束でたった三文ということで、ひどく安く価値の低いもののたとえ。 憎まれっ子 世にはばかる 人から憎まれたり嫌われたりしているような者が、かえって上手に世渡りし世間ではばをきかせるものである。はばかるは、我が物顔にふるまう。 無用の用 世の中で役立たずのもの、益のないものと思っているものが、かえって大切な用を成している場合にいう言葉。 目白押し めじろという鳥は、群れを作って木の枝に止まる。転じて大勢の人が一箇所に列を作り集まることをいう。 柳の下の泥鰌(どじょう) いつも柳の下に泥鰌(どじょう)はいるとは限らない。一度うまくいったからといって、またうまくいくとは限らないこと。 落花流水(らっかりゅうすい)の情 散る花びらは、流れる水の思うがままになるが、水は知らずに流れて行く。男女の互いの気持ちが相手に通じていないことのたとえ。 流転 限りなく移り変わることで、成すにまかせるより仕方ないこと。 煮え湯を飲まされる 相手を信じるままに飲んだところ、煮え湯だったということから、信用していたのにひどい仕打ちをされることをいう。 腐っても鯛 例え腐っても鯛は魚の王様である。良いものは古くなったり痛んだりしても、もともと価値のあったものは尊いとの意。 苦しい時の神頼み 普段は神様を拝みもしない人が、苦しい時だけ神様に頼ること。神様の助けを求める勝手さをいう。 蛍雪の功(蛍の光 窓の雪) 昔中国の貧乏な青年が、ランプの油を買えないため、夏は蛍を集め、冬は雪の明かりで本を読んだという。苦労して勉強することをいう。 芸は身を助く 何か身に付いた技芸をもっていれば、万一の場合身の助けとなるものである。芸が身を助けるほどの不幸せという使い方もある。 国破れて山河あり 国は滅びてしまって元の姿はないけれども、自然の山や川はそのままの美しさを残しているということ。 管(くだ)を巻く ろれつのまわらない口調で同じことを繰り返し繰り返しいやになるくらいしゃべること。 堪忍袋の緒が切れる 耐え忍ぶことを入れる袋があればその中へ入れられるが、いずれは一杯になってはじけてしまう。がまんにも限界があることのたとえ。 亀の甲より年の劫(こう) 万年も生きた亀の甲羅も値打ちはあるが、年をとった人の経験は尊いものだから、その意見は大切にしなさいという教え。劫は功ともかく。 画竜点睛 書いた竜の絵に睛(ひとみ)を書き入れることで完成するために最後の仕上げをすることをいう。 男は度胸 女は愛嬌 男に大切なのは勇気と実行力であり、女に大切なのはかわいらしさである。続けて坊主はお経と使うこともある。 傍目八目(おかめはちもく) 囲碁をそばで見ていると、対局者より八目先まで手が読める。傍観者の立場に立つと、ものの判断がよく出来ることをいう。 お前百までわしゃ九十九まで 夫婦が仲むつまじく末永く生きること。白髪に生えるまでと続けて俗謡に歌われる 怪我の功名 失敗したことが思いがけず手柄になる。またなんとなくした事が偶然良い結果になること。 捲土重来(けんどちょうらい) 一度敗れて退いた者が、再び勢いを盛り返して攻めること。いったん失敗したが、ものすごい意気込みでやり直すこと。 次回更新に続く・・・ |
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